こんにちは。

シリコンバレー不動産の大葉です。本日はシリコンバレーの公立学校の学費についてです。

学費はいくら？

公立学校では学費はかかりません。教材費などもありませんが、寄付があります。

毎年一年の始まりに、寄付を募るお手紙やメールがやってきます。学校によって寄付がたくさん集まるところ、集まらないところがあります。寄付が多いほど、学校のレベルの高さにも比例していきます。より良い備品、設備の購入、より良い先生を雇えるということになるからです。

寄付の目安がメールには書いてあります。

例えば、家の娘が行く中学の目安は一人一年$250。でも別の地区の中学だと一人一年$1200とかなり額に差があります。もちろん、払わない人もいますし、それ以上出す家庭もあります。

ファンドレイジング

ファンドレイジングも一年通してかなり活発に行います。日本の幼稚園のバザーのような感覚です。何かイベントを企画して、学校のためにお金を集めます。

父兄に家で作ってもらったクッキー、ブラウニーなどを持ってきてもらい、それを売ったり、学校の体育館でMovieナイトをしてそこで、ポップコーンやピザを売ったりします。

そのためには父兄のボランティアがかかせません。ボランティアを率先して行う家族が多ければ多いほど、お金が学校へ流れるので、これまた学校のレベルにも関係していきます。

放課後の部活動

放課後の部活動も寄付になります。これも払っても払わなくてもいいのになります。

娘の中学のバスケ部は体育の先生や、スペイン語の先生が部活のコーチをしています。しかし、お金がある学校では、外部のコーチを雇っていたりもしますので、部活動にも学校にお金があるかないかで、状況は変わるようです。また、高校の部活動では、費用がぐっと上がります。これも学校で費用には差があるのですが、高額な費用が払えないという家族もいるため、部活動に限ったファンドレイジング活動も盛んです。